なぜ多富急は多富急と言うの?


多富急の正式名称は「多摩富士急行電鉄」。
文字通り多摩と富士を結ぶところから名付けられています。

ではなぜ、多摩と富士を結ぶ架空鉄道を作ろうと思ったのでしょうか。

 

時は遡り、平成時代。あろうことか中の人は幼少期からありもしない架空の電車を妄想するのが好きでした。

そこで熱を入れて?考えていたのが「町田市営地下鉄」「八王子市営地下鉄」というものでした。

中の人は昔から町田や八王子に縁があるのですが、市域の広さ、坂の多さの割に鉄道網があまり発達していないことを疑問に思ったのです。ならばもし、横浜のような地下鉄が町田や八王子にもあったら、ということで考えていました。

それが再燃したのは2015年。空想鉄道というサイトで、「町田高速鉄道」「八王子高速鉄道」という民営の都市高速鉄道を作ってみました。このサイトの複数路線掲載機能の実装も重なり、路線網は発展。やがて、多摩地域一帯を網羅するようになりました。

そこで、町田や八王子のみならず、多摩地域一帯を結ぶ都市高速鉄道を作る方針に決定。2016年頃に「東京多摩高速鉄道」という新しい社名になりました。当架空鉄道の知名度が上がってきたのもこの頃でしたね。

 

それから、中の人は自分が気になった地域に架空鉄道を延ばすという方針に再転換します。富士山、津久井、東京都心といった地域に路線が延び始め、いまの多富急にどんどん近づいていったのです。

路線が多摩地域を大きく飛び出したため、社名変更を実施。Twitterでの投票で選ばれた「多摩富士急行電鉄」に決定しました。2018年2月のことです。

 

社名変更後は、多摩地域を中心に路線の再編を実施。中の人の幼少期の妄想は、現在の八王子線に、その面影をとどめる程度になってしまいました。

現在では地方にグループ会社を経営するなど、都市高速鉄道時代には考えられなった事業を展開しています。